2019年03月25日

接着剤が付いていないタイプの偏光板シートを使ってみました。

以前に「接着剤が付いていないタイプの偏光板フィルムを使用した方が良いかもしれません」と書きましたが、それを実際にやってみました。

どちらが良いか、結論を先に書くと完全に「あなた次第です」。

接着剤付きタイプ
利点
●最高に良い感じ(成功すれば…)

欠点
●最初の位置決めが難しい(接着剤が必要以上に強い、素材が厚く、硬い、などが原因)
●ゴミを噛み込むリスクが高い(同じ理由で作業に時間がかかるため)
●ゴミを噛み込んでしまうと、接着の弱いスマホの画面保護フィルムと違い、取り除くのはほぼ不可能(と思う)。私の技能ではここでジタバタすると、さらにゴミが入り込んでしまう。
●(私の技能では)気泡ができるのは避らけれないが、空気が抜けるのが非常に遅い(1年かかる?)
●失敗すると剥がしての再使用は不可能
●値段が少し高い
●偏光の方向を決めるときに暗明が明確でない(接着剤+保護シートが偏光を乱すみたいです。接着剤を自分の方に向けると暗明がはっきり出るのですが、接着剤を液晶画面の方に向けると暗明がはっきり出ません。でも保護シートを剥がすとはっきり出ます。偏光板の角を少し切り取って保護シートを剥がして偏光の方向を決めると良いようです。)

接着剤無しのタイプ
利点
●位置決めが簡単
●何度でも剥がし、再挑戦できる(でも、その必要は無し)
●値段が少し安い
●偏光の方向決めが容易(暗明がはっきり出る)
●ゴミや気泡に鈍感(ベースのガラス面と偏光板シートの間に部分的にわずかな隙間ができるのが理由。一方でこれが画面のムラの原因。)

欠点
●偏光板フィルムとベースのガラス板が密着するところと、密着しないところができ、画面にムラができる。
写真でオレンジ色の線で囲んだ部分の色ムラがわかると思います(写真をクリックすると拡大できます)。明るい部分が密着している部分です。実際の画面を目で見ると写真よりもう少し悪いかもしれない。
接着剤無し画面.jpg








結論
あなた次第
●接着剤付き:なんでも完璧でないと気が済まない人、作業に自信がある人(スマホ保護フィルム貼りの達人なら大丈夫)向き
●接着剤なし:リスクを冒したくない人、実用的に問題ないならそれで良しとする人向き

実は、当実験室で使用しているアドバンテスト製の測定器(ネットワークアナライザ)の画面がやはりビネガーシンドロームに冒されており、近いうちに修理しようと考えていますが、古いけど高価な機械で、作業中に壊した場合に代わりの部品の入手はほぼ不可能なので、少しでもリスクを減らすため、選択肢は「接着剤なし」です。
Advan.JPG








張り替えるときのちょっとしたアドバイス
接着剤付きの偏光板シートを張っているときに気泡ができそうになった場合、少し引っ張って戻すと、貼り終わった時にその部分が白く濁っていることがあります。接着剤に空気が混じり込むのかもしれません。しかし、数日で何事もなかったようにその部分は透明になります。


この記事へのコメント
J:COMで数年前に無償貸与されたLG製のタブレットがまさにこの状態で同じものを購入すると数万円します。
選択肢は市販されているHaweiなどのMediaPad M5など
比較的安価で、コスパのいいものが市販されているので、購入しようと思います。ただ、ダメ元なので、一度トライするのも勉強かなと思っています。偏光板シートはAmazonなどで、安価に購入できるのですか?
また、素人なので、分解しても、工具もなく、単なる浅知恵になるのでしょうか?まあ、もし成功したら、拾い物だと思っているので、興味深く拝見しました。
ただ、タブレットなど簡単に分解できるかどうかとても不安なので、本当にダメ元くらいの気持ちでトライしたいと思います。
アドバイスいただければ幸いです。
Posted by ひっしゃん at 2019年11月15日 21:15
タブレットはタッチパネル式になっているので、偏光シートはタッチセンサの下の層になる思います。その場合、偏光シート+タッチセンサの交換になるので、部品の入手とコストを考えると交換は不可能でしょう。
比較的販売台数が多いタブレットやスマホの場合はLCDパネルアッセンブリがBanggoodやAliexpressで売られている場合があるので、運よく必要なLCDが入手できれば交換はそれほど難しくありません。
Posted by ひら at 2019年11月18日 09:41
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